【DIY】LANケーブルのカテゴリ、種類と通信速度【宅内LAN Part2】

スポンサーリンク
LAN/マルチメディア

こんばんは、KMRRです。

前回記事
【ホームネットワーク】有線?無線?自宅LANについて考える【宅内LAN】
【DIY】少ない配管で多くのLAN配線をする【宅内LAN】Part1

の続編となるお話です。今回はLANの基礎知識とLANケーブルの種類、パフォーマンスの違いなどについてご紹介します。

新トラコミュ「ホームネットワーク/宅内LAN」はこちらから

 LANケーブルの種類

一条ブロガーさんの間でも定期的に話題になるLANカテの話ですが、私も結構調べましたのでご紹介したいと思います。

LANケーブルはご存知かと思いますが、主にPCやTVを有線でインターネットに接続するときに必要となるケーブルです。
LANケーブルは色々と種類がありまして、その違いを知っておくと購入時の参考になると思います。


通常のLANケーブル
ケーブル内にプラスチック製の十字介在が入っているため、比較的固いケーブルが多く、取り回しには扱い難い場合もあります。一般的に価格面では安価な製品が多いのも特徴です。


やわらかLANケーブル
十字介在にやわらかい材質を採用し、尚且つケーブル自体も細くしている製品です。取り回しが楽になるメリットがあります。


フラットケーブル(写真はエレコムのスーパーフラット)
通常のLANケーブルは断面が丸で、直径6ミリ程度の製品が多いのに対して、フラットケーブルは厚みが1.4ミリ程度と非常に薄いのが特徴です。
カーペット材の下に這わすことが出来たり、ドアやふすまの隙間を這わせる場合に重宝されます。


極細LANケーブル
直径が僅か3.5ミリ程度と従来のLANケーブルの半分近くの細さに仕上げた製品です。取り回しが楽できれいに配線することが出来ます。

メーカーによって多少異なりますが、大別するとこのような4タイプが現在の主流かと思います。

これに加えて
「絶対に爪が折れない」コネクタを採用したケーブルやカラーバリエーション、ケーブルの長さが加わり、各社のLANケーブルがラインアップされています。

主なLANケーブルメーカーは一般に
サンワサプライ(SANWA SUPPLY)
エレコム(ELECOM)
アライドテレシス(Allied Telesis)
Harmonet(協和ハーモネット)
バッファロー(BUFFALO)
ミヨシ(MCO)
ナカバヤシ(旧ロアス/LOAS)
グリーンハウス(GREEN HOUSE)
などのメーカーがメジャーなところです。
家電量販店などで購入可能なのは、サンワサプライ、エレコム、バッファローあたりが多いと思います。
自作用のLAN部材を販売している大型量販店(都心のビックカメラやヨドバシなど)は、グリーンハウスやハーモネットも見かけることがあります。

補足ですが、協和ハーモネットから販売されているBRAID LANケーブルという製品の外観が個人的には大好物です。
p_02_02

braid_h_image_01

普通のLANケーブルをスリーブ化したケーブルです。


ビックカメラ新宿ハルク店やヨドバシの秋葉原なんかで見かけたことがあります。

ここで、LANの話から脱線しますがご容赦ください。

私は自作PC派なのですが、理想としてはケーブル処理なんかもきれいにして、魅せるPCの構築を夢見ています。
現実は・・・世代遅れのCPUと壊れかけのM/B、「開く」ボタンを押しても開かないDVDドライブ(BDドライブではないですよ)、、、ブルースクリーンと格闘しながら早2年です。

2014年内には最新システムでPCを組み直したいところです。

で、脱線話の本題ですが、憧れのPCとしてこんなPCをご紹介します。
自作PC好きの方はご存知の方も多いと思いますが、ドイツのmillion-dollar-pc.comさんです。

murderbox-01

murderbox-03

murderbox-16 project30-11

これらのPCは、3枚目の写真のようにケースの裏側に配線を回してあり、表側がスッキリしています。
勿論、水冷クーラー仕様ということもスッキリ配線に大きな恩恵がありますが。

ちなみに、通常の自作PCの配線はこんな感じです。
dsc00438(2)
画像はyumuuさんのブログ「ヘタレPCのある部屋」さんからお借りしました。

yumuuさんの配線処理は私などに比べるととてもきれいに仕上げていらっしゃると思います。
私のPCは汚すぎてとてもお見せ出来ません^^;

million-dollar-pc.comの素晴らしいところは、まずはクールなPCを作っていること、PCに使用している全てのケーブルをスリーブ化しており、各ケーブルの長さもぴたりと来るように調整してあります(あると思います)
このケーブルの長さ調節とスリーブ化は非常に骨が折れる地道な作業なので、今の私はとても始める勇気がありません。
(電源ケーブルだけでもスリーブ化作業に10時間以上かかると思います)
最新のシステムでPCを組むことが出来たら、スリーブ化も考えてみたいと思っていますが。

現在は電源ATXのケーブルをはじめ、CORSAIR からスリーブ化されたケーブルがアフター販売されていますので、長さ調節を行わない場合はスリーブ化されたケーブルを手軽に導入することが出来ます。
cp8920053
CORSAIRのケーブルのページ(英語)

ここからようやくLANケーブルの話に戻りますが、これまではビニールのLANケーブルしか販売されていなかったため、上でご紹介した協和ハーモネットのスリーブ化されたLANケーブルは非常に珍しい商品なのです。

・・・って、オタクな脱線話、失礼しました。。

ケーブル種類によるパフォーマンスの違いにつきましては、本記事の最下部に書きましたので併せてご確認下さい。

 LANケーブルのカテゴリーとは?

LANケーブルのカテゴリーとは、高速信号転送のためのツイストペアケーブルの規格のことです。
主にLAN通信速度とノイズ耐性に関する話が中心になります。
現在、量販店なので入手可能なLANケーブルは
カテゴリ5、5e、6、6e (A)、7です。各カテゴリの違いをまとめてみました。

LAN CAT

カテゴリ5(CAT5)
最大周波数が100MHzまでの帯域を規定した規格、最大伝送速度は100BASE-TXで100Mbpsです。

主に、100BASE-TXで利用され、以前は代表的なケーブルでしたが、ギガビットイーサネットの策定により、上位のカテゴリが主流となり、現在は量販店でもCAT5ケーブルを見かけなくなりました。

カテゴリ5e(CAT5e)
カテゴリ5eの「e」とは「enhanced (エンハンスド)」の略で、「拡張」の意味があります。つまり、カテゴリ5の用途で、さらに上位のギガビットイーサネットでも安定して利用できるように機能拡張した規格になります。

具体的には、ギガビットイーサネットでは4対の銅線を全て利用して伝送速度を上げているため、多くのノイズが発生するというデメリットがあります。ベースバンド方式はノイズに弱いため、高速化を維持するためには、このノイズを抑える必要があります。

したがって、カテゴリ5ケーブルのノイズを抑える性能を高くして、ギガビットイーサネットに対応できるように拡張したケーブルがCAT5eケーブルです。

主に、100BASE-TXや1000BASE-Tで用いられ、価格、流通量、自作も容易に出来ることから、現在、最も主流となっているケーブルです。

カテゴリ6(CAT6)
最大周波数が、250MHzまでの帯域を規定した規格で、最大伝送速度は、1000BASE-T、1000BASE-TXの規格で1Gbpsとなります。

1000BESE-Tは、カテゴリ5以上のケーブルが使えますが、1000BASE-TXでは、カテゴリ6のケーブルしか使うことができませんので要注意です。(お使いのPCのLANボード仕様をご確認頂くと確実です)

カテゴリ6は、カテゴリ5eよりもさらにノイズを抑えた規格で、8芯4対のうち2対を送信と受信用に分け、さらにケーブルの中心に十字の区切り物(十字介在という)を入れ、4対を区切ることでノイズを減少させています。(マルの中に十字を書き、そこにできた4つの扇形の中にそれぞれ1対の線を通すイメージ)

カテゴリ5と同様に、カテゴリ6の性能をフルに使えば、さらに上位の10ギガビットイーサネットでも使用することが可能です。

カテゴリ6a/6e(CAT6a/6e)
カテゴリ6aの「a」とは「Augmented(オーグメンテッド)」の略で、「増大」の意味があります。

カテゴリ6をさらに改良し、最大周波数500MHzを実現した規格で、上位の10GBASE-Tでも安定して利用できるように機能拡張した規格になります。

カテゴリ5eと同様に、カテゴリ6e(enhanced)として販売されている場合がありますが、実質的にこのカテゴリー6aに相当します。

カテゴリ7(CAT7)
最大周波数が、600MHzまでの帯域を規定した規格で、10GBASEに完全対応しています。

8芯4対を対ごとに箔によりシールド保護し、さらに同軸ケーブルと同様に全体もシールド保護(二重シールド)してノイズを減少させたSTP規格になります。現在では、STPケーブルの規格しか存在していません。

家庭でLAN接続を楽しむ場合、どのカテゴリのケーブルを用意すれば良いでしょうか?
通信環境やデバイス・システムにもよりますが、PCを使用したネット通信全般(ブラウジング、動画ストリーム再生、ネットゲームなど)やスマート・テレビ機能(テレビでインターネットに接続して各種コンテンツを楽むことが出来る。テレビを介した上述したパソコン操作のようなものです)を楽しむことを目的とすると、1Gbpsあれば十分です。

1Gbps以上のLANケーブルを有線接続してインターネットにストレスを感じる場合、そのほとんどはLANケーブルというよりも、どちらかというと回線種類(ADSL 8/12/50Mbps、光200Mbps/1Gbps、ケーブル・ネットなど)やPC自体の処理速度に起因する問題が多いと思います。

例1)自宅と回線収容局の距離が遠くなればなるほど伝送損失が大きくなり、接続速度が低下します。
例2)集合住宅など、収容局あたりのユーザーが増えると接続速度が低下します。
例3)古いPCでメモリの速度/容量不足のため、ブラウジング時の画面描画に時間が掛かる。結果、インターネット接続が遅いと感じる。

1Gbps以上のLANケーブルということは、CAT5e以上であれば対応していますので、必要にして十分な通信速度が欲しい方はCAT5eで十分かと思います。

補足ですが、LAN用に空配管をする場合、後でLAN配線を行う必要がありますよね。
この時に、LANコンセントをどう処理するか、配管に何本LANを通すのか、によって、LANケーブル両端の処理が変わってきます。

コンセントにLANの口をつける場合は

こういったLAN口用のモジュールを使ってコンセントに収めるように加工します。
(Panasonicの「ぐっとす」シリーズがお勧めです)
※Panasonic ぐっとす 情報モジュラジャック(CAT6)(埋込型)

所謂、自作LANという世界のお話なのですが、この自作LAN、カテゴリー6までは自作LAN配線作業が容易に出来ます。

カテゴリー6e以上は極端に作業難易度高くなります。本来のLANケーブル性能を引き出すためには、100万円もくだらない非常に高価なテスターが必要となり、高精度なテスターが無いと本来の性能が発揮される施工になっているかどうかを判断することが出来ないのです。

従って、素人(CAT6a/6e以上用の計測機器を持たない方)がDIYでLAN配線をする場合、カテゴリー5eかカテゴリー6のどちらかが適しているということになります。

 LANケーブルの種類と通信速度の話

上項で書いた通り、LANケーブルには様々なカテゴリー、ケーブル種類があります。
カテゴリ、ケーブル種類と通信速度はどのような関係性になるのでしょうか。

ということを検証してくれている方がいらっしゃいます。
世の中広いです。そして有難いです。

LANケーブル種類・カテゴリーによる通信速度比較(ベンチマーク)
LANケーブルが変わると速度がどれほどアップするか38種類テスト結果まとめ

こちらのWebsiteによると、
カテゴリーの違いによる通信速度比較結果
カテゴリー5e以上(CAT5e/6/6A/7)では体感出来るほどの速度差は無い

ケーブル種類(フラットなのか極細なのか、など)による通信速度比較結果
民生用途の1Gbps程度で使う場合、大して体感できるほど差が無い

とのことです。

体感できる差が無い、ということなので、特別なこだわりが無ければ、やはり現状では価格面で有利な
カテゴリー5eやカテゴリー6で十分
ということが言えると思います。

加えて、上記の理由から、「カテゴリー5eやカテゴリー6はボリュームゾーンになる」というメーカー側のマーケティング/分析も手伝い、最もカラーや種類(フラット、極細、やわらか、など)が豊富です。ユーザーにとって選択肢が多くある、というのは嬉しいことですね。

今回は以上です。
次回のPart3はDIY宅内LAN施工の話に入っていきます。

スポンサーリンク

LAN/マルチメディアDIY
スポンサーリンク
Smart house cool life

コメント

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。